製造に必要な部品は都度必要な分だけ取りに行く、という方針を採用することで、コンパクトながら、常に清潔に保たれた作業スペース
Osaka Plant
1973年に日本国内で事業を立ち上げたテネコジャパン。
私たちにとって、日本初の生産拠点である大阪工場は、最も重要な拠点として位置付けられています。
The foreign company manufacturing in Japan
大阪工場は、2012年に建機・農機向け製品を生産する国内初の工場として、大阪府の泉佐野市に開設されました。その敷地面積は4,600㎡あり、ここで約100名(2024年9月現在)の従業員が業務を行なっています。
当工場は現在、農工業向けエンジンと機械を製造する日本のグローバルメーカー向けのDOC(ディーゼル酸化触媒)/DPF(ディーゼル微粒子除去装置)、そして尿素SCR(選択触媒還元)といった各種ディーゼル後処理システムの製造を担っています。これらの商品は、上述のメーカーの製品に搭載されるのはもちろん、メーカー製のエンジンと組み合わせたアッセンブリーとして、他社への供給も行なわれています。
今後ますます厳しくなる排出ガス規制の強化に伴い、私たちの技術は更に重要性が高まると確信しています。そのためにも、品質の継続的改善を図り、お客さまにご満足いただける製品とサービスの提供を日々追求しています。
DOC/DPF & SCR
大阪工場では、ディーゼルエンジンに欠かせない『後処理システム』を製造しています。
現在は、DOC/DPF(150品番)を月産8000台ペース、SCR(30品番)を月産2000台のペースで生産しています。多品目少量生産ですが、生産台数は毎年着実に増加しており、売上推移は年平均成長率178%という成長を遂げています。
- DOC/DPF
- 尿素SCR
Efficient operation process and meticulouse craftsmanship
大阪工場は、外資系企業ならではの効率のいい「工程設計」と日本人ならではの「きめ細やかさ」をバランスよく実現しています。
常に清潔に保たれている大阪工場は、DOC/DPFとSCRの2つのラインに区切られており、各工程はいずれも無駄がなく効率的な最小限のレイアウトで稼働しています。
工場では工程内での品質管理を徹底しており、その一貫した精神はあらゆる場面に反映されています。
通常DOC/DPFおよびSCRは、車両に装着されると見ることのできない部品であるにも関わらず、溶接工程においては単純な接合でさえも、美的観点まで考慮して仕上げます。
組み立て工程では、「SCADA」など最新のシステムを用いることで、組み間違いや機種間違い、締結時のトルク間違いを限りなくゼロに近づけます。
OPERATION PROCESS PHOTOS
供給される触媒の僅かな寸法差に合わせてケースの絞りの調整を行い、公差ゼロを実現します
冶具に検査機能とトレーサビリティをプラスした「SCADA」を用いることで、組み間違い・機種間違いをゼロにします
Osaka 2nd Plant (Warehouse)
2024年、大阪工場の生産量増加に伴い、製造エリア及び倉庫エリアの拡張を目的に第2工場を立ち上げました。今後、国内生産量の変化を捉えながら、人員の増強、リーン生産、製造業DXを推進することで、持続的成長を図ります。
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